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Power Automateで業務を自動化する前に考えること
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- 中島 竜郎
POINT
自動化は「今の手順をそのまま機械にやらせる」ことではありません。例外処理の多い業務、手順が人によって違う業務は、自動化の前に手順を揃える必要があります。まずは「メールの添付を保存する」のような単純で毎日発生する作業から始めるのが確実です。
対象読者
Microsoft 365を使っていて、Power Automateで定型業務を自動化したいと考えている方。
結論
Power Automateは、Microsoft 365の多くのプランで使える自動化ツールで、メール・Teams・SharePoint・Excelなどをつないだ定型作業を自動化できます。ただし、自動化がうまくいくかどうかは、ツールよりも業務の手順が揃っているかで決まります。
この情報が関係する企業
- 毎日同じ手作業(ファイルの保存、転記、通知など)がある
- Power Automateを試したが、途中で止まってしまった
自動化に向いている業務・向いていない業務
| 向いている | 向いていない(先に整理が必要) |
|---|---|
| 毎日・毎週同じ手順で発生する | たまにしか発生しない |
| 判断がほとんど要らない | 担当者の判断で分岐が多い |
| 入力の形式が決まっている | 取引先ごとに書式がバラバラ |
| 失敗しても人がすぐ気づける | 失敗に気づきにくく、影響が大きい |
最初におすすめの自動化
- 特定のメールの添付ファイルを、SharePointのフォルダに自動で保存する
- Formsで受け付けた申請を、Teamsのチャネルに通知する
- 毎週決まった時間に、リマインドをTeamsに投稿する
いずれも作り方の情報が多く、失敗しても業務への影響が小さいものです。
自社ではどう判断するか
自動化したい業務について、次を確認してください。
- 手順を箇条書きで書けるか
- 担当者が変わっても同じ手順か
- 例外(イレギュラー)は月に何回あるか
1と2が「はい」で、3が少ないなら自動化に向いています。そうでなければ、まず手順を揃えることが先です。
注意点
- 作った人が退職すると止まる:個人のアカウントで作った自動化は、その人のアカウントを止めると動かなくなることがあります。業務用のアカウントで作る、作った一覧を残す、といった対策をしてください。
- 失敗の通知:自動化が止まったことに誰も気づかない、という事故がよくあります。失敗時に通知が届くように設定してください。
- 使える機能や接続できるサービスは、ライセンスによって異なります。
向いていないケース
生成AIで文章の内容を判断させるような処理は、Power Automate単体ではなく、AI機能と組み合わせた設計が必要です。精度の確認も含めて、小さく試してから広げてください。
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