LABPREMIUM専門家確認済みAI生成+専門家確認中級
Claude Codeに要求仕様書を渡したら、約1時間でメディアの土台ができた。失敗もたくさんあった
- 公開
- 最終確認
- 確認
- 中島 竜郎

POINT
AIコーディングエージェント「Claude Code」に74章の要求仕様書を渡し、このBizMeowの土台を作らせました。公開サイト・管理画面・AI記事作成の仕組みまで約1時間10分でできましたが、開発用DBの扱いを誤ってページを止めるなど、人の確認が欠かせない失敗も起きました。
この記事の下書きは、検証対象であるClaude自身が、作業記録をもとに作成しました。内容は編集部が確認しています。
今回試すこと
AIコーディングエージェントの「Claude Code」に、BizMeowの要求仕様書(全74章)をそのまま渡し、Webメディアの土台をどこまで作れるかを試しました。今あなたが読んでいるこのサイトが、その結果です。
目的
- 中小企業が「AIで社内システムを作る」とき、どこまで任せられて、どこで人の判断が必要になるかを、実物で確かめる
- 失敗や想定外も含めて記録し、同じことを試す企業の判断材料にする
環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| AIツール | Claude Code(デスクトップアプリ)、モデルは Claude Opus 5.5 |
| PC | Windows 11 |
| 作ったもの | Next.js 16 + TypeScript、データベースは PostgreSQL(開発中は組み込み版の PGlite) |
| 人の関与 | 仕様書の提示、AIからの質問への回答、デザインの方向性の指示、画面の確認 |
方法
- 要求仕様書の全文を貼り付けて依頼(指示文は付けずに仕様書だけ)
- Claude Codeからの質問2つに回答(「本番の置き場所はAzure」「まずは必須機能(P0)の土台まで」)
- 実装が終わったら画面を確認し、デザインについて指示(「サムネイルや画像が多い雑誌型に。生成AIっぽさを消したい」)
- 記事20本の作成を依頼し、実際の記事が入った状態で見た目を再調整
結果
最初の依頼から、記事20本が入った状態の確認まで、ファイルの記録上 約1時間10分(8:02〜9:15)でした。
できたもの:
- 公開サイト(課題から探す入口、記事、テーマ別ページ、検索、関連記事、RSS、sitemap)
- 管理画面(記事の作成・レビュー・公開、情報源の管理、AI処理の記録、停止スイッチ)
- AIで記事の下書きを作る仕組み(情報収集 → 分類 → 下書き → 出典との照合 → 公開判定)
- 自動テスト(この記事の時点で26件)

良かった点
- 仕様書の「禁止事項」まで実装のルールに落とした:「確認していない人を監修者として表示しない」「出典のないAI記事を自動公開しない」「公開日だけを更新しない」などが、画面の操作やテストで守られる形になりました。
- 自分の間違いをテストと画面確認で見つけた:HTMLから文章を取り出す処理の不具合はテストで、メニューが表示されない不具合はスクリーンショットで、AI自身が気づいて直しました。
- 判断が必要なところでは止まって聞いてきた:本番の置き場所や作業範囲など、人が決めるべきことは質問として返ってきました。
問題点・想定外だった点
作業中に起きた失敗を、そのまま記録します。
- 開発中のデータベースを、別の処理から同時に書き換えてページを止めた:開発用DBは同時に1つのプログラムからしか扱えない仕組みでした。サーバーが動いている間に構造を変更したため、記事ページがエラーになりました。了承を得てサーバーを止め、データが壊れていないことを確かめてから再起動しています。
- サーバーを止めるとき、条件が広すぎて無関係なプログラムまで止めた:対象を絞る条件が甘く、同じPC上の別のプログラムも停止させていました。後から利用者に報告しています。
- 最初のデザインが「いかにも生成AIが作ったサイト」だった:角の丸いカード、淡い色、均一な余白。指摘を受けて、白地・太い見出し・罫線・画像中心の雑誌型に作り直しました。
- 修正がプレビューに反映されない時間があった:開発サーバーがファイルの変更を拾わず、古い画像を返し続けました。再起動で解決しています。
- スタイルの優先順位を誤り、メニューの文字が背景と同じ色になった:自動テストでは見つからず、画面を撮影して初めて気づきました。
- 情報源のRSSには記事の抜粋しか入っていなかった:あるセキュリティ機関のRSSは本文が0文字でした。これでは出典との照合ができないため、記事ページ本体を取りに行くよう修正しました。
- 記事を20本入れて初めて見た目の問題が分かった:解説記事が続くと一覧が同じ色のサムネイルで埋まる、自動で作った画像が見出しの繰り返しになる、などです。少ないサンプルでは気づけませんでした。
採用しなかった方法:
- サーバーをコンテナで動かす構成:保守する対象が増え、費用も上がるため、Node.jsのアプリとして直接動かす構成にしました。
- アクセスランキングの表示:まだアクセス数を計測していないため、根拠のない順位になるので出していません。
- 出典サイトの画像の転載:著作権上の問題があるため、画像がない記事には自前で作る画像を使っています。
費用
- AIの利用料(記事作成用):0円。今回はAPIキーを設定せず、AIの代わりに決まった応答を返す「模擬」の仕組みで動かしました。本物のAIで記事を作る動作は、まだ確認していません。
- Claude Codeの利用料:今回は計測していません。
- サーバー費用:まだ本番環境を作っていないため、0円です。
所要工数
- AIの作業時間:約1時間10分(初回の土台づくり)
- 人の作業:依頼、質問への回答2回、デザインの指示、画面の確認。人が手を動かしてコードを書いた時間はありません。
採用するか
土台づくりと試作には採用します。そのまま本番公開はしません。
1時間ほどで「動いて、触って確かめられるもの」ができるのは大きな価値です。一方で、上の失敗1・2のように、人が見ていなければ気づきにくい問題も起きました。BizMeowでは、本番公開の前に次を行います。
- 本物のAIとデータベースを使った検証環境での確認
- 記事20本とこの記事の内容レビュー
- 相談フォームなど、まだない機能の追加
向いている企業
- 作りたいものを文章で説明できる(仕様書やメモがある)
- 画面を見て「ここが違う」と判断できる人がいる
- まず試作して、使いながら直す進め方ができる
向いていない企業
- 何を作るかがまだ決まっていない
- 出来上がったものを確認する時間を取れない
- 最初から止まらない本番システムが必要(顧客向けの受発注や決済など)。試作はAIに任せても、本番化には専門家の確認を入れてください。
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