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IT担当者がいない会社のIT管理 まず「台帳」と「窓口」を決める
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- 中島 竜郎
POINT
専任のIT担当者がいなくても、最低限の管理はできます。やるべきことは、PC・アカウント・契約中のサービスを一覧にする「台帳」と、困ったときに誰に聞くかを決める「窓口」の2つから始めることです。
対象読者
IT担当者がおらず、総務や経営者自身がITのことを兼任している会社の方。
結論
IT管理というと難しく聞こえますが、専任者がいない会社で最初にやるべきことは2つです。
- 台帳を作る:会社にあるPC、アカウント、契約中のITサービスを一覧にする
- 窓口を決める:困ったとき・トラブルのときに、誰に連絡し、誰が判断するかを決める
この2つがないと、トラブルが起きてから「何を持っていて、誰が知っているのか」を調べるところから始めることになります。
この情報が関係する企業
- IT担当者がいない、または他の業務と兼任している
- PCやアカウントの管理を、詳しい社員に「なんとなく」任せている
- 退職者のアカウントが残っているかどうか分からない
台帳に書くこと
| 対象 | 最低限の項目 |
|---|---|
| PC・スマートフォン | 使用者、機種、購入時期、OS、保管場所 |
| アカウント | サービス名、利用者、管理者、退職時に止めたか |
| ITサービスの契約 | サービス名、契約者、更新日、費用、解約方法 |
| ネットワーク機器 | ルーター・VPN機器の機種、設置場所、保守業者 |
最初はExcelで十分です。大切なのは、入社・退職・PC入替のたびに更新する担当者を決めておくことです。
窓口の決め方
- 社内の一次窓口(「PCが動かない」を最初に受ける人)
- 判断する人(費用がかかる対応や、情報漏えいが疑われるときに決める人。通常は経営者)
- 外部の相談先(PCを買った販売店、ネットワークの保守業者、IT支援会社など)
特に、情報漏えいやウイルス感染が疑われるときの連絡先は、紙でも共有しておいてください。PCが使えない状態で起きるトラブルもあるからです。
自社ではどう判断するか
次のどれかに当てはまるなら、今月中に台帳を作ることをおすすめします。
- 退職者のアカウントを止めた記録がない
- 契約中のITサービスの一覧がない
- VPNやルーターの機種を誰も知らない
具体的な対応方法
- 台帳のひな形を作る(上の表の項目で十分)
- 全社員に、使っているPC・アカウントを申告してもらう
- 契約中のサービスを請求書やクレジットカードの明細から洗い出す
- 窓口を決めて社内に共有する
- 半年に1回、台帳を見直す日を決める
注意点
台帳にパスワードを書かないでください。パスワードはパスワード管理ツールなど、別の方法で管理します。
向いていないケース
社員が増え、PCが数十台を超えてくると、手作業の台帳では追いつかなくなります。その段階では、端末管理ツールの導入や、IT運用の外部委託を検討してください。
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