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AIで社内システムを作る方法 「小さく作って、業務で試す」を繰り返す
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- 中島 竜郎
POINT
生成AIを使えば、以前より短い期間と少ない費用で社内システムを作れるようになりました。ただし成功のカギは技術ではなく、作る範囲を小さく絞ることと、誰が運用を引き継ぐかを最初に決めることです。
対象読者
Excelや紙の業務を、自社に合った仕組みに置き換えたいと考えている経営者・管理部門の方。
結論
生成AIの進歩で、社内向けの小さな業務システムは、以前よりずっと短い期間で作れるようになりました。しかし、うまくいくかどうかを決めるのは技術ではありません。
- 作る範囲を小さく絞る(最初は1つの業務だけ)
- 実際の業務で早く試し、直すを繰り返す
- 誰が運用・修正を引き継ぐかを最初に決める
この情報が関係する企業
- 既製品のクラウドサービスが自社の業務に合わない
- Excelの管理が限界に来ている
- 以前システム開発を依頼して、費用や期間が膨らんだ経験がある
作り方は大きく3つ
| 方法 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 業務ツールのAI機能で作る(Copilot、Power Appsなど) | Microsoft 365などの中で完結する小さな業務 | ツールの範囲を超えると作り直しになる |
| AIに手伝わせて自社で作る | 社内にITに詳しい人がいる | 作った人しか直せない状態になりやすい |
| AIを使う開発会社に依頼する | 基幹業務に近い、長く使う仕組み | 要件を自社で整理しておく必要がある |
進め方
- 困っている業務を1つ選ぶ:「毎日発生する」「転記やミスが多い」業務が向いています
- 今の流れを書き出す:誰が、いつ、何を入力し、誰が使うか
- 最小限の形で作る:画面は1〜2つ、機能は最低限
- 実際の業務で2〜4週間使う:使う人の声を集める
- 直すか、やめるかを決める:合わないなら撤退も選択肢です
自社ではどう判断するか
- 作りたいものを「1つの業務」「1〜2画面」で説明できる → 小さく作って試す価値があります
- 説明すると複数部署・多くの例外が出てくる → まず業務の整理から始めてください
注意点
- データの扱い:顧客情報などを扱う場合は、保存場所とアクセスできる人を決めてください。
- 引き継ぎ:AIで簡単に作れても、直せる人がいなければ数年後に止まります。ソースコードや設定の保管場所、修正の依頼先を決めておきましょう。
- セキュリティ:社外からアクセスできる仕組みにする場合は、認証やアクセス制限を必ず確認してください。
向いていないケース
会計・給与など、法令対応が頻繁に必要な業務は、自社で作るより既製品のクラウドサービスを使う方が安全で安く済むことがほとんどです。
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